10年前の借金は信用情報に残っている？ギャンブル依存でもできる現実的な対処法
「10年以上前に借りた借金のことが、まだ信用情報に残っていたらどうしよう…」
ネットカジノやパチンコなどで返済が追いつかない状況だと、こうした“過去の借金”のことまで不安に感じてしまうものです。実際、私もスロットで毎月10万円以上使っていた頃、「昔の借金が今も影響しているんじゃないか」と何度も検索していました。
結論から言うと、完済済みの借金は5〜10年で信用情報から削除されます。つまり、10年以上前に完済しているのであれば、信用情報には基本的に残っていません。
この記事では、
- 信用情報が保有される期間（完済後はいつ消える？）
- 信用情報を自分で確認する方法
- すでに借金を抱えている場合の“返済を軽くする方法”
をわかりやすく解説していきます。
STEP1：信用情報に借金が残る期間を知る
信用情報機関（CIC・JICCなど）では、以下のように情報を保有する期限が定められています。
| 項目 | 保有期間 |
|---|---|
| クレジットカード・カードローン | 完済から5年 |
| 債務整理（任意整理・自己破産など） | 完了から5〜10年 |
つまり、10年以上前に完済している借金はほぼ確実に情報が削除されています。逆に、現在も返済が続いている借金や、過去5年以内に延滞した借金は、信用情報に反映される可能性があります。
STEP2：実際に信用情報を開示して確認する方法
「本当に消えているのか不安…」という場合は、信用情報の開示請求を行いましょう。
CICであれば、スマホからでもたった数分で照会が可能です（手数料：1,000円）。
照会後に「借入なし」と表示されれば、過去の借金はすでに情報から削除されています。
STEP3：現在の借金がある場合は“返済額を減らす”ことが先決
過去の借金が消えていたとしても、今ある借金が苦しいままでは意味がありません。
特にパチンコ・ネットカジノなどで借金が増えている場合は、利息をカットして返済額を減らすことが最優先です。
最も現実的な方法は任意整理です。たとえば、180万円の借金＋15％利息がある場合、任意整理をすれば利息分50万円前後をカットできるケースがあります。
成功事例：過去の借金＋ギャンブル依存で悩んでいた30代男性
当時31歳／会社員／過去：10年前に50万円完済／現在：借金210万円（ネットカジノ＋カードローン）
- CICで信用情報を照会 → 過去の借金の情報は完全に削除
- 任意整理 → 利息60万円をカット
- 副業（動画編集）→ 月3万円の収入
- 実質3年で完済
「過去の借金が信用情報に残っているかもしれない」という不安を先に解消したことで、返済に集中できるようになったとのことです。
再発防止：副業＋家計管理で“借金を増やさない仕組み”を作る
任意整理で返済額を減らした後は、副業＋家計管理を並行して進めることで、再び借金に戻らない生活を作ることができます。
- スマホだけでできる副業 → 月1〜3万円の副収入
- ギャンブル支出を書き出す → 再発リスクの可視化
今すぐできる3つの行動
- CICで信用情報を照会する
- 任意整理で返済額を減らす
- 副業＋家計管理で再発を防止する
全部を一気にやる必要はありません。「どれか1つ」でも行動すれば、状況は確実に変わり始めます。
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理＋副業＋固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
コメント