借金が返せないときの「調停」とは?ギャンブル債務でも利用できる特定調停の仕組みと注意点
「調停って借金にも使えるの?」「任意整理との違いがよく分からない…」
借金の返済が厳しくなったときに出てくる選択肢のひとつが「特定調停」です。 特にギャンブルが原因の場合、「弁護士費用が払えない」という理由で調停を検討する人も少なくありません。
この記事では、特定調停の仕組み・任意整理との違い・利用する際の注意点をわかりやすく解説します。
STEP1:特定調停とは?(簡易裁判所が仲裁してくれる手続き)
特定調停は簡易裁判所が仲裁に入り、債権者との返済条件を見直す手続きです。 弁護士を介さずに自分で申し立てができるため、費用を抑えられるメリットがあります。
▼特定調停の主な特徴
- 利息や遅延損害金をカットできる
- 返済期間を延長できる(3〜5年程度)
- 裁判所が間に入るため和解しやすい
(内部リンク:特定調停の手順はこちら)
STEP2:任意整理との違い
特定調停は自分で申し立てる必要がある点が任意整理との大きな違いです。
項目 | 任意整理 | 特定調停 |
---|---|---|
手続き | 弁護士が代行 | 自分で申し立て |
費用 | 3〜5万円程度 | 数千円(印紙代) |
和解まで | 1〜2ヶ月 | 2〜4ヶ月 |
「費用をとにかく抑えたい」場合は特定調停も選択肢になりますが、手続きが複雑なため、 精神的・時間的な負担が大きい点には注意が必要です。
STEP3:特定調停を利用する際の注意点
- すべて自分で手続きを行う必要がある
- 債権者が同意しない場合は不成立になることもある
- 和解成立まで督促が止まらないことがある
そのため、「早く督促を止めたい」「手続きを任せたい」という方には
任意整理の方が現実的なケースが多いです。
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成功事例|弁護士費用が払えず特定調停で解決したケース
●事例:Xさん(33歳/男性/競馬依存)
・借入総額:140万円(サラ金2社)
・状況:弁護士費用が用意できず、特定調停を選択
→ 利息・遅延損害金をカットして月々の返済額を約30%減額
「手続きは大変でしたが、利息がカットされたことで“返せる数字”になり、無事完済できました。」
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まとめ|特定調停は「費用をかけずに返済を立て直す手続き」です
特定調停は弁護士費用をかけずに返済を立て直せる制度ですが、 自分で手続きを進める必要があるため、時間と労力がかかります。
「早く督促を止めたい」「手続きを任せたい」場合は任意整理の方が現実的です。
まずは匿名診断で「どちらの手続きが適しているか」だけでも確認してみてください。
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更新日:2025年8月17日
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています.
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