借金が怖くないと感じてしまうのはなぜ?ギャンブル依存でも危機感を取り戻す現実的な対処法
「借金があっても特に怖くない」「生活が回っていれば大丈夫だろう」
最初は不安だったはずなのに、返済が長引くほど“慣れてしまう”ことがあります。私自身も、ネットカジノで200万円近く借金した頃には、毎月返済することが当たり前になっていました。
結論から言うと、借金が怖くないと感じるのは“危機感が麻痺している状態”です。ですが、今感じている“慣れ”は危険信号であり、放っておくと借金がさらに膨らむ可能性があります。
この記事では、
- 借金が怖くなくなる心理的な原因
- 危機感を取り戻すための現実的な行動
- ギャンブル依存でもやり直す具体的な手順
をわかりやすく解説していきます。
STEP1:借金が怖くなくなる“麻痺状態”の原因
借金に慣れてしまうのは、脳が「毎月返済 → また借入」というループを繰り返すうちに、それを“普通の状態”として認識してしまうからです。
特にギャンブル依存の場合、“負けを取り戻そう”と借金を繰り返す中で危機感が薄れていく傾向があります。
STEP2:小さな行動で“危機感を取り戻す”
いきなり「危機感を持とう」としても効果はありません。
まずは「返済額を現実的な水準まで下げる」ことで、自分の状況を客観的に把握できる余裕を作ることが大切です。
もっとも現実的な方法は任意整理です。たとえば、180万円の借金+利息15%の場合でも、任意整理を行えば利息分50〜60万円をカットできます。
STEP3:副業+支出管理で“現実を見える化する”
返済額を下げたら、次は副業+支出記録で現実を“見える化”していきます。
- スマホ副業 → 月1〜3万円の副収入
- 支出記録 → ギャンブル支出を1日1行書き出す
自分が「何に」「いくら使っているか」を目で見ることで、“今のままだと危ない”という感覚が自然と戻ってきます。
成功事例:借金に慣れてしまっていた30代男性
当時33歳/会社員/借金210万円(ネットカジノ+カードローン)
- 任意整理 → 利息60万円カット
- 副業(データ入力)→ 月28,000円
- 支出記録 → ギャンブル再発を防止
- 約3年で完済
「危機感なんて無かったけど、支出を記録し始めたことで“このままじゃまずい”と思えた」と話しています。
今日からできる3つの行動
- 任意整理で返済額を現実的に下げる
- 副業を1つ始める
- 1日1行で良いので支出を記録する
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
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