名前を変えたら借金は消える?ギャンブル依存でも知っておくべき現実と対処法
「借金が苦しい…名前を変えれば取り立てから逃げられるのでは?」
そんなことを考えてしまったことはありませんか?私自身、ギャンブルで借金を抱えていた頃、同じように「別人になればリセットできる」と思った時期がありました。
結論から言うと、名前を変えても借金は消えません。
借金の管理は「氏名」だけでなく、生年月日・住所・信用情報などによって紐づけられているからです。
この記事では、
- 名前を変えても借金が消えない理由
- 借金を減らすための現実的な方法(任意整理)
- ギャンブル依存でも再発を防ぐための仕組み
をわかりやすく解説していきます。
STEP1:名前を変えても借金が消えない理由
借金契約は本人確認情報で管理されています。
- 氏名
- 生年月日
- 現住所
- 勤務先情報
- 信用情報(CICやJICCなど)
たとえば結婚や家庭裁判所での改名によって名前が変わっても、信用情報機関では変更後の名前と過去の名前が紐づけられます。つまり「名前を変えれば借金がリセットされる」ということはあり得ません。
STEP2:借金を減らすための現実的な方法(任意整理)
逃げることはできない以上、現実的な方法で返済額を下げる必要があります。その代表例が任意整理です。
任意整理では、弁護士が金融機関と交渉し、利息を0円にして元金のみを分割返済できるようにしてくれます。
たとえば200万円+利息18%の借金でも、任意整理で利息60〜70万円をカットできる可能性があります。
STEP3:副業+支出管理で“再発を防ぐ仕組み”を作る
借金を減らしても、再びギャンブルで借りてしまえば意味がありません。そのためには副業+支出管理を取り入れて再発を防止することが大切です。
- スマホ副業で月1〜3万円の副収入を得る
- 支出を「毎日1行」書き出して可視化する
私自身も「今日いくら使ったか」を毎日書き出す習慣を続けたことで、ギャンブル支出が激減しました。
成功事例:名前を変えて逃げられると思っていた30代男性
当時34歳/会社員/借金220万円(ネットカジノ+カードローン)
- 「名前を変えれば…」と考えたが信用情報に紐づいて無理だと判明
- 任意整理 → 利息70万円カット
- 副業(データ入力)→ 月30,000円
- 支出記録でギャンブル再発を防止
- 約3年で完済
「改名しても意味がないと分かった時、逃げるのではなく“立て直す”覚悟が持てた」と話しています。
今日からできる3つの行動
- 「名前を変えても借金は消えない」と理解する
- 任意整理で利息をカットし返済を現実的にする
- 副業と支出記録を取り入れて再発を防止する
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
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