親が残した借金は支払う必要がある？ギャンブル依存でも家族を守るための方法
「親が亡くなった後、借金まで自分が背負うことになるのでは…」
ただでさえ自分自身がネットカジノやパチンコで借金を抱えていると、親の借金まで降りかかるのではと不安になりますよね。
結論から言うと、親の借金は必ずしも子どもが払わなくてはいけないものではありません。
民法で定められた相続放棄をすれば、借金を含めた一切の財産を引き継がずに済むのです。
この記事では、
- 親の借金が相続される仕組み
- 相続放棄で回避する方法
- 自分の借金を減らして家族を守る方法
を順番に解説します。
STEP1：親が残した借金は“相続放棄”で回避できる
民法では、亡くなった親に借金があった場合、子どもに返済義務が発生します。
しかし、家庭裁判所で相続放棄を申述すれば、借金を引き継ぐ必要はなくなります。
✔ 相続放棄の期限：親が亡くなったことを知った日から3か月以内
この期限を過ぎると自動的に相続したと見なされ、借金を背負うことになる可能性があります。
STEP2：自分に借金がある場合は“利息をカット”して立て直す
親の借金は相続放棄で回避できますが、自分の借金は待ってくれません。
もし返済が厳しい場合は、任意整理で利息を0円にして元金のみの分割返済にするのが現実的です。
たとえば200万円＋利息15％の借金でも、任意整理で利息60〜70万円をカットできるケースがあります。
STEP3：副業＋支出管理で“家族に迷惑をかけない仕組み”を作る
返済額を下げたら、副業と支出記録を組み合わせて再発防止に取り組むことが大切です。
- スマホ副業 → 月1〜3万円の副収入
- 支出記録 → ギャンブル支出を「1日1回」書き出す
こうすることで、返済が進むだけでなく、家族に迷惑をかけない安心感を持てるようになります。
成功事例：親の借金と自分の借金で悩んでいた30代男性
当時37歳／会社員／自分の借金250万円（ネットカジノ）＋親の借金80万円
- 親の借金 → 相続放棄で支払い義務なしに
- 任意整理 → 利息80万円カット
- 副業（ライティング）→ 月30,000円
- 支出記録 → ギャンブル再発を防止
- 約3年半で完済
「親の借金を相続しなくていいと分かっただけで気持ちが楽になり、自分の借金返済に集中できた」と話しています。
今日からできる3つの行動
- 相続放棄の期限を確認して家庭裁判所に申述する
- 任意整理で自分の借金を現実的な返済額に下げる
- 副業と支出記録を取り入れて再発を防止する
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理＋副業＋固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
コメント