退職金で借金を返済しても大丈夫?ギャンブル依存でも老後を守るための対処法
「退職金が入るけど、借金返済に全部使うしかないのかな…」
長年働いた末の退職金。老後の生活資金に充てたいと思う一方で、借金を抱えていると「返済に消えてしまうのでは」と不安になりますよね。私も過去に、退職金で一気に返そうか悩んだ経験があります。
結論から言うと、退職金を全額借金返済に使うのは危険です。老後資金が不足し、生活が破綻するリスクが高まります。
大切なのは、返済額を減らしてから退職金を活用することです。
この記事では、
- 退職金で借金返済するメリット・デメリット
- 退職金を守りながら借金を減らす現実的な方法
- ギャンブル依存でも再発を防ぐ具体的な手順
をわかりやすく解説します。
STEP1:退職金で借金返済するメリット・デメリット
メリット
- 借金を一括で完済できる
- 利息負担を一気に解消できる
- 督促や返済ストレスから解放される
デメリット
- 老後資金が不足し、生活が破綻するリスク
- ギャンブル依存が治っていないと再び借金する危険
- 「退職金でなんとかなる」という油断が生まれる
つまり退職金返済は“最後のカード”であり、安易に使うべきではありません。
STEP2:まずは返済額を減らす(任意整理)
退職金を使う前に、任意整理で返済額を下げるのが現実的です。任意整理を行えば、利息がカットされ、元金のみを分割返済できます。
例:借金300万円+利息15% → 任意整理で利息100万円カット
これにより「退職金の一部だけで完済」できる可能性が高まります。老後資金を残しつつ借金を減らすために、まずは利息を減らすことが重要です。
STEP3:副業+支出管理で“退職金に頼らない仕組み”を作る
返済額を減らした後は、副業と支出記録で再発防止に取り組むことが大切です。
- スマホ副業で月1〜3万円を稼ぎ、老後資金に回す
- 毎日1回、支出を記録し「ギャンブル出費」を見える化する
こうすることで、「退職金を崩さなくても返済できる」という安心感を持てます。
成功事例:退職金を守りながら借金を返済できた50代男性
当時55歳/会社員/借金280万円(競馬+カードローン)
- 任意整理 → 利息90万円カット
- 副業(在宅ワーク)→ 月30,000円の収入
- 支出記録でギャンブル再発を防止
- 退職金の一部(50万円)を返済に充当 → 老後資金も残せた
- 約4年で完済
「退職金を全部使うのではなく、任意整理と副業で返済を進めたおかげで、老後資金を残すことができた」と話しています。
今日からできる3つの行動
- 退職金を全額借金返済に使わないと決める
- 任意整理で利息をカットし、返済額を現実的にする
- 副業と支出記録で退職金に頼らない返済基盤を作る
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
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