クレジットカードを持っているだけで借金になる?
「クレジットカードを持ってるだけで借金になるの?」と不安に思う方は少なくありません。私自身もギャンブルで借金を抱えていた頃、カードの明細を見ては「勝手に借金が増えてるのでは」と錯覚したことがあります。
結論から言うと、カードを持っているだけでは借金にはなりません。しかし、利用すればそれは「立替払い=借金」であり、リボ払い・キャッシングを使うと負債は一気に膨らみます。特にパチンコや競馬などで依存的に利用すると、あっという間に数十万〜数百万円の借金へと変わる危険があります。
クレジットカードの仕組み|「使った瞬間に借金」になる
クレジットカードは「後払いの仕組み」であり、利用した時点でカード会社が立て替えます。つまり、翌月の請求までは借金状態です。さらにリボ払い・キャッシングを併用すると利息が発生し、返済総額は一気に増えます。
- カードを持っているだけでは借金にはならない
- 利用=借金が発生する仕組み
- リボ払いは年利15%前後、返済総額が膨らみやすい
➡ 借金返済の仕組みは こちらで詳しく解説 しています。
👉 「気付いたらリボ残高が100万円」というケースも珍しくありません。放置せず、早めの対応を。
ギャンブル依存者が陥りやすい「カード借金」の落とし穴
ギャンブル依存の場合、カードは「現金化ツール」として使われがちです。例えばキャッシングやショッピング枠を現金化し、そのままパチンコ・競馬・スロットに流してしまうケースです。これが繰り返されると、気付けば100万円単位の借金になります。
私自身も、最初は「少額なら返せる」と思ってキャッシングを繰り返し、最終的に200万円を超えてしまいました。カードは「持つだけ」では安全でも、「使い方」を誤ると借金地獄の入り口になります。
➡ 借金で心が限界なときの対処は こちら をご覧ください。
借金を解決する3つのステップ
STEP1:信用情報と利用明細を確認する
まずはCICやJICCで信用情報を確認し、現在のカード残高・借入総額を把握しましょう。利用履歴を直視するのはつらいですが、解決には必須です。
STEP2:副業や固定費削減で返済原資を作る
少しでも返済余力を増やすことが必要です。私は在宅副業で月3万円を作り、その分をリボ返済に充てました。固定費を見直すだけでも大きな効果があります。
STEP3:任意整理で借金を減額する
借金総額が収入を超える場合は、任意整理が現実的です。利息をカットし、返済額を大幅に減らせます。督促も即日止まり、生活を立て直す第一歩になります。
✅ リボ地獄から抜け出すなら、今すぐ行動を。
成功事例:クレジットカード依存から任意整理で再生
私の知人(30代男性)は、リボ払いとキャッシングで合計250万円の借金を抱えました。最初は「カードを持ってるだけで借金が増えるのでは」と勘違いしましたが、実際は利用の積み重ねでした。弁護士に任意整理を依頼し、利息カット+月4万円の返済プランに。副業と節約で3年半で完済しました。
「カードを持つ怖さ」ではなく、「使い方の怖さ」を知ったことが、彼にとって再生のきっかけになりました。
再発防止|クレジットカードとの付き合い方
任意整理でカードは使えなくなりますが、それはむしろ再発防止につながります。依存傾向がある人は、次のような工夫をしましょう。
- カードを複数持たない、利用枠を抑える
- リボ払い・キャッシングを使わない
- デビットカードやプリペイドカードで代用する
➡ 借金と依存の再発を防ぐ方法は こちら にまとめています。
👉 クレジットカードは「持つだけ」で借金にはなりません。大事なのは正しい理解と行動です。
出典:金融庁「クレジットカード利用の仕組み」/2025年8月時点
出典:CIC「指定信用情報機関」/2025年8月時点
更新日:2025年8月24日
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
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