息子が借金まみれ…親はどうする?|ギャンブル依存から立て直す任意整理の全手順
「息子が借金をしていた」「ギャンブルで数百万円の負債を抱えていると知った」——親として強いショックを受ける瞬間です。ですが、焦って肩代わりをするのは危険。私は20代でギャンブル依存から300万円の借金を抱え、最初は親に隠して借り続けました。最終的に任意整理を選び、2年半で完済しました。その経験から、親ができる正しい対応と再発防止の流れを解説します。
息子の借金に親が巻き込まれるリスク
結論:保証人や肩代わりをすると親の家計まで破綻する危険がある。
- 保証人リスク:契約時に保証人になっていると、息子が払えなくなれば親に請求。
- 肩代わりリスク:親が返済しても、依存が治らなければ再び借金を繰り返す。
- 延滞リスク:放置すると差押えや信用情報のブラック化につながる。
大切なのは「借金は本人の問題」と認識し、親がすべてを背負わないこと。法的制度の仕組みを理解して正しく対処しましょう。
息子の借金を解決する具体的な手順
結論:任意整理を通じて返済額を減らし、生活を立て直すことが可能。
- 現状把握:債権者・借入残高・延滞の有無を確認。信用情報はCICやJICCで調べられます。
- 任意整理:弁護士が交渉し利息カット+分割返済を実現。勤務先や親への通知は原則なし。
- 生活改善:固定費削減と副業収入で返済資金を確保。
法テラスを使えば相談料・着手金を立て替えて分割可能(出典:法テラス/2025年8月時点)。
成功事例|息子のギャンブル借金250万円を任意整理で解決
結論:月7万円→4.5万円に返済額が減額、副業と支出管理で3年以内に完済。
相談者Cさん(親御さん)の息子は競馬とスロットで250万円の借金を抱え、延滞が続いていました。親に相談があり、弁護士を通じて任意整理を実施。月7万円の返済が4.5万円に減り、息子本人が副業を始めて家計を改善。返済の基本知識を学び、3年弱で完済できました。親が肩代わりせず、本人が主体的に返済したことが再発防止につながりました。
再発防止|息子が借金を繰り返さないための3つの習慣
結論:支出管理・収入増・依存対策を同時に進める。
- 支出管理:家計簿アプリで収支を可視化。
- 副業収入:スマホ完結型副業で返済原資を確保。
- 依存対策:依存症外来・自助グループで再発を防ぐ。
よくある質問(FAQ)
Q1:親は息子の借金を返す義務がありますか? A1:原則ありません。ただし保証人や連帯保証をしている場合は請求されます。 Q2:息子に内緒で任意整理を依頼できますか? A2:基本的に本人の同意が必要です。親が代理で動けるのは未成年など特殊な場合に限られます。 Q3:ギャンブルが原因でも任意整理は可能ですか? A3:可能です。借金理由を問わず、法律で認められた手続きです。
【公式出典】
・法テラス(2025年8月時点)/ ・金融庁(2025年8月時点)/ ・消費者庁(2025年8月時点)
更新日:2025年9月12日
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・消費者庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
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