個人で借金すると利息はどうなる?ギャンブル依存者が注意すべき落とし穴と解決策
「友人から借りるなら利息なしでいいのでは?」「個人で借りた場合、法律的に利息は決まっているの?」と疑問に思う方も多いでしょう。特にギャンブルで借金を抱えた人は、金融機関ではなく個人に頼ろうとしがちです。しかし、その裏には大きなリスクが潜んでいます。
この記事でわかること
- 個人間借金における利息の取り扱い
- トラブルが発生しやすい理由
- ギャンブル依存者が取るべき解決のステップ
- 制度を使って返済を減らした成功事例
個人間借金に利息は必要か?
結論:個人間の借金でも利息を設定でき、上限は利息制限法で定められています。
利息制限法によれば、利息は以下のように上限が決まっています。
- 10万円未満:年20%まで
- 10万円〜100万円未満:年18%まで
- 100万円以上:年15%まで
つまり、個人同士で「利息なし」と取り決めることも可能ですが、契約内容が曖昧だと「言った言わない」で揉める原因となります。特にギャンブル依存型の場合、返済が滞ると一気に関係が悪化し、訴訟や差押えに発展することもあります。
補足:制度面の詳細は債務整理と法律の基礎知識で確認してください。
個人間借金ではなく制度を使うべき理由
結論:人間関係を壊さず、返済を確実に進めるなら債務整理を利用する方が安全です。
STEP1:現状を正確に把握する
CICやJICCで信用情報を確認し、借入状況をすべて洗い出しましょう。これにより「個人からいくら借りているか」だけでなく、消費者金融やカードローンの総額も可視化されます。
出典:CIC「信用情報開示手続き」(2025年8月時点)
STEP2:任意整理で利息をカットする
任意整理を行えば、利息や将来利息をゼロにし、返済額を減らすことが可能です。これは「友人から利息なしで借りる」以上に確実で、法律に基づいた解決手段です。
STEP3:副業と支出管理で再発を防ぐ
制度を利用しても、ギャンブルを続けてしまえば再び借金は膨らみます。私自身も借金時代に副業で月3万円を稼ぎ、支出を見直すことで返済を続けられました。こうした仕組みを作ることが再発防止につながります。
副業や家計改善の方法は副業の始め方や支出削減の工夫を参考にしてください。
成功事例:個人間借金に頼らず利息をゼロにできたケース
結論:任意整理を選んだことで人間関係を壊さず、利息なしで完済できた人がいます。
Dさん(40代・男性・ギャンブル依存)は、友人に利息なしで50万円を借りようとしましたが断られ、弁護士に相談。任意整理を行い、消費者金融からの借入150万円の利息をカット。返済額は月7万円から月4万円に減額され、3年で完済しました。
「友人との縁を切らずに済んだ。制度を使う方が安心だと痛感した」と話しています。
FAQ|個人間借金と利息に関するよくある質問
Q1. 個人間借金の利息は必ずつける必要がありますか? A. 必要ではありません。利息なしでも可能ですが、契約書を残さないとトラブルにつながります。 Q2. 利息を高く設定した場合はどうなりますか? A. 利息制限法の上限を超える部分は無効となります。個人間でも法律の制約を受けます。 Q3. 個人間借金が返せなくなった場合はどうすればいいですか? A. 債務整理(任意整理・自己破産など)を利用すれば、利息をゼロにして返済計画を立て直せます。
出典:法テラス(2025年8月時点)/金融庁「金融サービス利用者相談室」/利息制限法(2025年8月時点)/CIC「信用情報開示」
最終更新日:2025年9月12日
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・消費者庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
コメント