借金を完済した後に起こる“落とし穴”とは?ギャンブル依存経験者が再発防止の3ステップを解説
「ようやく借金を完済できた…」という達成感の一方で、完済後に再びギャンブルを始めてしまい、数か月後にはまた借金を抱えてしまったというケースも少なくありません。
私自身、任意整理で150万円を完済した直後に“ご褒美のつもりでパチンコに行き”、気付けばまた同じループに入りかけた経験があります。
完済後こそ「もう二度と同じことを繰り返さない仕組み」を作ることが重要です。
この記事では、ギャンブル依存経験者の視点で完済後に陥りやすい落とし穴と、再発を防ぐ3つの対処法をわかりやすく解説します。
STEP1 共感|完済直後に再びギャンブルに向かってしまう理由
借金を完済すると「もう大丈夫」「一回だけなら…」という油断が生まれやすくなります。
- 完済=問題が解決したという安心感
- ご褒美としてギャンブルを再開してしまう
- 借金がない状態なので「少しくらいなら」と思ってしまう
私も完済した翌週に「たまには良いか」とパチンコに行き、2万円を失ったときに「あ、また同じループに入るかもしれない」と怖くなりました。
小まとめ: 完済直後は気の緩みが最も生まれやすいタイミングです。
STEP2 解決|再発を防ぐために今すぐやるべきこと
① 毎月の“返済相当額”を貯蓄に回す
完済した後も、借金返済に充てていた金額をそのまま貯蓄に回すことで、無駄な支出を抑えることができます。これにより「お金を使う余裕がある」という危険な感覚を防ぐことができます。
② ギャンブル記録を続けて“再発傾向”を把握する
完済後もギャンブル記録アプリ等を使って「使いたくなったタイミング」や「使いたくなった理由」をメモしておくことで、再発の兆候を把握することができます。
③ 副業など“建設的な行動”に時間を使う
時間に余裕が生まれるとギャンブルに気持ちが向きやすくなります。完済後こそ、副業や勉強など“建設的な行動”に時間を充てることが再発防止につながります。
小まとめ:「返済額を貯蓄に回す」「記録を続ける」「副業に集中」の3つを実践するだけで再発リスクは大きく下げられます。
STEP3 行動|再発しないための“習慣化”を始める
- 家計簿の継続(毎日3分でOK)
- 毎月の貯蓄額を可視化する
- 今後の目標(金額/期間)を紙に書き出す
私は完済から3か月間だけは「絶対にパチンコに行かない」と決め、副業と貯蓄に集中しました。結果として気持ちが安定し、今では完済後3年経っても一度もギャンブルをしていません。
小まとめ: 完済後は「再発しない環境づくり」が最優先です。今日から3か月間だけ、建設的な行動に集中してみてください。
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著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
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