車のローンが返せないときの対処法|引き上げを防ぐ3ステップ【収入減型】
「車のローンが払えない…」「このままだと引き上げられてしまうかも」 収入が減った状態で車のローンを抱えていると、生活費とのバランスが崩れ自転車操業になりやすくなります。 特に車ローンでは所有権留保が設定されていることが多く、延滞が続くと車を強制的に引き上げられることもあります。
この記事では、車のローンが返済できなくなった場合に引き上げを防ぎながら生活を立て直す3つのステップ(止血→黒字化→再設計)をわかりやすく解説します。
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なぜ車のローンが返せなくなるのか?【収入減型の現実】
車のローンは毎月一定額を長期にわたって返済する必要があるため、収入が減った場合は生活費とローンのバランスが一気に崩れます。 さらに車は通勤や生活に欠かせないため「手放すという選択肢」が取りにくく、別の借入で返済を続けてしまうケースも少なくありません。
小まとめ: 収入減+長期ローンの組合せは、自転車操業に陥りやすい危険な状態です。
引き上げを防ぎながら返済を立て直す3つのステップ
STEP1:督促を止め、現状を正確に把握する(止血)
延滞や督促が始まった場合は、弁護士・司法書士に相談して受任通知を出してもらいましょう。 これにより督促が止まり、車の所有者(ローン会社)との直接交渉を避けながら状況を整理できます。
STEP2:固定費の見直し+副業で返済原資を確保(黒字化)
通信・保険・サブスクを見直すことで月1〜1.5万円を原資化。 さらに在宅副業で月1〜3万円を上乗せし、返済専用口座へ自動振替。 (詳細は固定費の見直し/在宅副業)
STEP3:任意整理・個人再生で返済額を再設計(再構築)
車を残したい場合は個人再生(住宅・車を残しながら元本を圧縮)が有効です。 カードローン等が主な場合は任意整理(将来利息ゼロ+再分割)によって返済額を下げることができます。
ここまでのまとめ:「受任通知→原資確保→手続選択」の順で進めれば、引き上げを避けつつ返済を立て直すことが可能です。
成功事例:車を残したまま個人再生で返済に成功
事例:40代/手取り22万円→16万円/車ローン残債180万円 延滞直前に司法書士に相談→個人再生(住宅・車を残したまま元本圧縮)を実施。 固定費を月1.4万円削減、副業で月2万円を上乗せし、再生計画に沿って返済中。 現在は完済までの見通しが立ち、車を手放さず生活再建に成功。
まとめ|“引き上げ不安”は止血→黒字化→再設計で解消できる
- 車ローンは延滞が続くと引き上げになるリスクがある
- まず受任通知で督促を止め、現状を整理
- 固定費+副収入で返済原資を確保
- 個人再生・任意整理で「車を残したまま」返済再設計が可能
この記事を書いた人
借金・債務整理・副業に関する記事を300件以上執筆。法テラス・金融庁などの公的情報をもとに、「生活を守りながら返済を立て直す」現実的な手順を発信しています。
2025年8月15日 更新
※本記事は2025年8月時点の情報に基づきます。制度・条件は変更される場合があるため、最新版を各機関・専門家へご確認ください。
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