借金完済後にクレジットカードは作れる?ギャンブル債務者が知るべきこと
「ようやく借金を完済した。でもクレジットカードはもう作れないのでは?」──私も同じ不安を抱きました。パチンコや競馬で200万円以上の借金を背負い、任意整理を経て完済した後、カードの審査に通るのか気になって仕方ありませんでした。
結論から言うと、借金を完済すればクレジットカードは再び作れる可能性があります。ただし、信用情報の回復には時間がかかり、ギャンブル依存を再発させない対策も必要です。
借金完済後のクレジットカード審査|信用情報の影響
借金や債務整理をすると、信用情報機関(CIC・JICC・KSC)に事故情報が登録されます。これを「ブラックリスト」と呼ぶこともありますが、一定期間が過ぎれば記録は消えます。
- 任意整理:完済から5年程度で記録が消える
- 自己破産:免責から5〜10年で記録が消える
- 延滞のみ:解消から5年で記録が消える
つまり完済直後は審査に通りにくいですが、数年経てばカード作成は可能です。
➡ 信用情報の詳細は 借金返済に使える公的支援制度まとめ を参照してください。
出典:CIC/2025年8月時点
👉 「今すぐカードが欲しい」と焦らず、まずは信用情報を開示して現状を確認しましょう。
ギャンブル依存経験者がカードを持つ際の注意点
借金を完済しても、カードを再び持つことは「再発のきっかけ」になることがあります。特にリボ払い・キャッシングは、ギャンブル依存の人にとって危険な仕組みです。
私も完済後にカードを作れましたが、使い方を徹底的に制限しました。
- リボ払いは一切使わない
- キャッシング枠をゼロに設定する
- 生活必需品の決済だけに利用する
➡ 借金と心の問題を整理したい人は こちら を参考にしてください。
借金完済後のクレジットカード利用を安全にする3ステップ
STEP1:信用情報を開示する
まずはCICやJICCで情報開示し、自分の信用状態を確認しましょう。記録が残っている間は、新規カードは作りにくいです。
STEP2:デビットカードやプリペイドカードで代用する
どうしてもカード決済が必要なら、銀行口座直結のデビットカードやチャージ型プリペイドカードを使うと安心です。借金にはつながりません。
➡ 生活を守る節約法
STEP3:クレジットカードは必要最低限で利用する
新たにカードを作れるようになったら、利用は最小限に絞りましょう。支払いを一括払いに限定し、浪費のトリガーを避けることが重要です。
✅ 借金完済後にカードを持つことは可能ですが、使い方を間違えると再び借金地獄に逆戻りします。
成功事例:借金完済後にクレジットカードを再取得した男性
私の知人(30代後半男性)は、スロットで250万円の借金を任意整理し、3年で完済しました。完済直後はカード審査に落ちましたが、5年後に再申込みしてクレジットカードを取得。現在は生活費決済に限定して利用し、浪費は一切していません。
「カードを持つのは怖かったが、正しく使えば生活が便利になる」と話していました。
再発防止|カードよりも現金管理を優先する
借金を完済した後も、ギャンブル依存傾向が残っていれば再び借金を作るリスクがあります。再発防止のためには、クレジットカードよりも現金・デビットで管理する方が安全です。
- カードの枚数を増やさない
- 利用目的を生活必需品に限定する
- 依存傾向が強ければカードを持たない選択をする
➡ 借金再発を防ぐマインドセットは こちら にまとめています。
👉 借金完済後にカードは作れるようになりますが、最大の課題は「どう使うか」です。
出典:CIC「信用情報開示制度」/2025年8月時点
出典:法テラス「多重債務相談窓口」/2025年8月時点
更新日:2025年8月24日
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
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