債務と借金の違いを理解しよう
「債務と借金って同じ意味じゃないの?」「ギャンブルで作った借金も債務整理できるの?」──私も借金返済に追われていたとき、この違いが分からず混乱しました。
結論から言うと、借金は「お金を借りたこと」、債務は「返済する義務そのもの」を指します。つまり借金をすれば債務が発生し、返済できなければ「債務不履行」となって督促や差押えのリスクが出てきます。
債務と借金の違い
具体的に整理すると次の通りです。
- 借金=金融機関や個人から借りた「お金」
- 債務=借金を含め、返済・支払いの「義務」
つまり、ギャンブルでカードローンを使えば「借金」が発生し、それを返済する「債務」を負うことになります。延滞すれば「債務不履行」として裁判や差押えにつながるのです。
➡ 借金返済の仕組みは こちら を参考にしてください。
👉 債務は「消えるもの」ではなく「整理するもの」です。
債務整理の基本と種類
借金を返済できないときに行う「債務整理」には、主に次の4種類があります。
- 任意整理:利息をカットし返済額を減らす(最も利用される方法)
- 個人再生:借金を大幅に圧縮し、住宅ローンは守れる
- 自己破産:全ての借金を免除(財産を失う可能性あり)
- 特定調停:裁判所を通じて返済額を調整する
➡ 制度の詳細は 借金に使える公的支援制度 にまとめています。
債務借金から抜け出す3つのステップ
STEP1:債務(借金)の総額を把握する
まずは「いくら借金があるのか」を正確に把握しましょう。CICやJICCで信用情報を確認することが最も確実です。
STEP2:返済不能なら任意整理で整理する
借金をそのまま返すのが難しい場合、任意整理で利息をカットし、月々の返済を減らします。私は月10万円→3万円に減額でき、生活が一気に安定しました。
STEP3:副業や節約で返済原資を作る
返済と同時に収入を増やすことも必要です。私はクラウドワークスで副業を始め、毎月の収入を返済に回して借金完済を早めました。
✅ 「債務しかない」と思っても、整理すれば人生をやり直せます。
成功事例:債務整理で借金地獄から抜け出した男性
私の知人(40代男性)は、競馬で400万円の借金を抱え「債務しかない」と絶望していました。しかし任意整理を行い、返済は月13万円→4万円に。副業で得た収入と節約で、5年かけて完済しました。今は「債務整理を選んだおかげで家族を守れた」と話しています。
再発防止|債務借金を繰り返さないために
債務整理をしても、再び借金をすれば意味がありません。再発防止には次が必要です。
- ギャンブルや浪費を断つ(依存があるなら専門外来へ)
- 家計簿や資産管理アプリで収支を可視化する
- 副業・貯蓄で「プラス資産」を作る
➡ 借金と心の再建は こちら にまとめています。
👉 債務と借金の違いを理解した今こそ、解決の第一歩を踏み出すときです。
出典:金融庁「債務整理制度の概要」/2025年8月時点
出典:法テラス「多重債務相談窓口」/2025年8月時点
更新日:2025年8月24日
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
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