故人の借金は家族が払わなければいけない?ギャンブル依存でもできる現実的な対処法
「親が亡くなったあと、借金の請求が全部自分に来るのでは…」
ギャンブルで自分の返済も苦しい状況だと、そうした不安が頭から離れないですよね。私自身も、スロットで毎月10万円以上使っていた当時、親が入院しただけで「もし亡くなったら…」と不安で夜眠れませんでした。
結論から言うと、故人の借金は“相続放棄”という手続きを取れば支払う義務はありません。
ただし、相続放棄には期限(原則3か月以内)があるため、早めの判断が必要になります。
この記事では、
- 故人の借金が相続される条件
- 相続放棄の具体的な手順
- すでに借金を抱えている場合の返済負担の減らし方
を順番にわかりやすく解説していきます。
STEP1:故人の借金は“放棄”すれば引き継がない
故人に借金があった場合、原則として配偶者や子どもが相続します。ただし、民法では「相続を放棄する権利」が認められており、家庭裁判所で手続きを行えば借金を一切引き継がずに済みます。
✔ 相続放棄の期限:被相続人が亡くなったことを知った日から3カ月以内
期限を過ぎると、借金も自動的に相続したとみなされるため、「悩んでいるうちに期限が過ぎてしまう」のが最も避けるべきパターンです。
「まだ何も請求が来てないから大丈夫」と思わず、まずは家庭裁判所に相続放棄の申述書を提出しましょう。
STEP2:自分自身の借金がある場合は“返済額を減らす”ことが先決
「故人の借金は相続放棄で何とかなるとしても、自分の借金はどうにもならない…」
そう感じている場合は、返済そのものを軽くする対策を同時に行う必要があります。
もっとも現実的なのは、任意整理によって利息を0円にし、元金のみを分割返済にする方法です。
たとえば、150万円の借金+18%の利息がある場合でも、任意整理を行えば利息分40〜50万円をカットできるケースがあります。
任意整理は弁護士があなたの代わりに債権者と交渉してくれる正式な手続きのため、ギャンブルによる借金でも問題なく利用できます。
STEP3:副業+再発防止で“借金をこれ以上増やさない”仕組みを作る
任意整理で返済額が軽くなった後は、「副業+再発防止」を同時に進めることで、生活を安定させることができます。
- スマホでできる副業 → 月1〜3万円の収入確保
- ギャンブル依存対策 → 使った金額を「1日1回」メモするだけ
副業と聞くと「スキルがないと無理」と思いがちですが、ココナラやクラウドワークスなら完全初心者でも簡単な案件から始められます。
私自身、動画編集の副業で月3〜4万円の収入を得て返済を加速させることができました。
成功事例:故人の借金不安+ギャンブル依存で悩んでいた30代女性
当時34歳/パート勤務/借金220万円(カードローン+パチンコ)
- 親の借金 → 相続放棄で支払い義務なしに
- 任意整理 → 利息60万円をカット
- 副業(データ入力)→ 月27,000円の収入
- 約3年で完済
「親の借金も自分の借金も全部背負うのか…」と不安だったものの、“相続放棄+任意整理”を同時に進めたことで精神的にも経済的にも余裕を取り戻したとのことです。
今すぐできる行動は次の3つだけです。
- 家庭裁判所に相続放棄の申述書を提出する
- 任意整理で利息を0円にする無料相談をする
- 副業+家計管理で再発防止策を始める
全部を一気にやる必要はありません。「まずは1つだけでも行動する」ことが、今の不安を減らす一番の近道です。
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています.
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