家族の借金を誰に相談すればいい?正しい窓口と解決までの手順【収入減型】
「家族に借金があると知ったけど、どこに相談すればいいのか分からない…」
突然の告白や督促状で借金を知ると、動揺と同時に「自分がどう動けばよいのか」が分からなくなります。
本記事では家族の借金を相談できる窓口を目的別に整理し、解決につなげるための現実的な手順を解説します。
あわせて読む:返済の基礎 / 固定費の見直し / 在宅で月3万円 / 制度・法的手段 / 不安への向き合い方
まずは家族内で「現状の共有」をすることが第一歩
相談窓口に行く前に、借入先・残高・返済状況・延滞の有無を家族間で確認しましょう。 この“現状整理”ができていないと、弁護士や公的窓口に相談しても正確なアドバイスが受けられません。 信用情報(CIC・JICC)の開示も有効です。
小まとめ:専門家に相談する前に「現状を把握(数字で書き出す)」のが最初のステップです。
家族の借金を相談できる窓口【目的別に一覧で解説】
相談先 | 主な内容 | 費用 |
---|---|---|
弁護士・司法書士 | 債務整理(任意整理・再生・破産)の相談 | 初回無料が多い |
法テラス | 無料法律相談/費用立替制度 | 無料〜分割 |
自治体の消費生活センター | 金融トラブル・詐欺の相談 | 無料 |
公的金融支援窓口(市区町村) | 生活福祉資金・緊急小口資金など | 無料 |
精神保健福祉センター | ギャンブル依存症の相談 | 無料 |
小まとめ:借金解決=「法律の相談(弁護士・法テラス)」/依存や詐欺=「自治体・専門窓口」が基本ラインです。
【解決ステップ】相談→返済原資づくり→債務整理という順番が現実的
STEP1:相談窓口に連絡して受任通知(督促停止)
弁護士・司法書士に相談し受任通知を出してもらえば、以後の督促は代理人に集約されます。 これにより「感情→数字」のモードに切り替えられます。
STEP2:固定費の見直し+副業で返済原資を確保
通信・保険・サブスクを見直し、月1〜1.5万円を捻出。 在宅副業で月1〜3万円を上乗せし、返済専用口座へ自動振替。
(固定費カット/副業の始め方)
STEP3:債務整理で返済額を再設計
高金利・長期化の場合は任意整理(将来利息ゼロ+再分割)が現実的です。 住宅や資産がある場合は個人再生、返済が不可能な場合は自己破産で生活再建を優先することになります。
ここまでのまとめ:相談 → 原資づくり → 手続の順で動くと、家族への影響を最小に抑えられます。
成功事例:家族の借金を相談→完済につなげたケース
事例:母親のカードローン180万円
家族で現状整理→法テラスに相談→任意整理(60回)を実施。 通信費を見直し月1.2万円を捻出、さらに副業で月2万円を上乗せ。約2年半で完済。
まとめ|「どこに相談するか」を決めるだけでも一歩進んでいる
- まずは家族間で状況を共有し、数字を整理する
- 法律の相談=弁護士/法テラス、依存や詐欺=自治体の専門窓口
- 相談→原資づくり→債務整理の順番で進めると失敗しにくい
この記事を書いた人
借金・債務整理・副業をテーマに300記事以上執筆。法テラス・金融庁・消費者庁等の公的ソースに基づき、家族に負担をかけずに問題を解決するための現実的な手順を発信しています。
2025年8月15日 更新
※本記事は2025年8月時点の情報をもとに構成しています。制度や条件は変更される可能性があるため、最新の情報は各機関・専門家にご確認ください。
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