フリーランス・自営業で借金が返せないときの対処法|事業を続けながら立て直す3ステップ
「案件が減って毎月の返済が厳しい…」「事業は続けたいけど借金が膨らんで限界」 フリーランスや自営業の場合、売上が落ち込むと生活費と事業資金の両方が圧迫されるため、借金が一気に増える傾向があります。
ただ、事業をあきらめる必要はありません。
支援制度+返済原資づくり+債務整理を組み合わせれば「事業を継続しながら借金を減らす」ことは十分に可能です。
あわせて読む:借金返済の基礎 / 固定費の見直し / 在宅副業 / 公的制度・法的手段 / 不安への対処法
なぜフリーランス・自営業は借金が膨らみやすいのか?
フリーランスは収入が不安定な分、売上が落ち込んだときに生活費をカードローン等で補填しやすく、そのまま自転車操業に移行するケースが多く見られます。
また、設備資金や広告費など事業用の支出もあるため、返済額が高くなりやすいのが特徴です。
小まとめ:生活費+事業資金が同時に必要になるため、返済比率が急激に高くなってしまいます。
事業を続けながら借金を減らす3ステップ
STEP1:公的制度を活用して「止血」する
小規模企業共済の貸付制度、税金・社会保険料の納付猶予、各自治体の生活支援融資など、フリーランスが使える制度から先に活用します。 支払いの猶予・分割ができるだけでも、借金に回す資金を確保できます。
STEP2:固定費+副収入で返済原資を確保
通信・保険・サブスクを見直し、事業用の固定費(サーバー・広告費)も必要最低限に抑えましょう。 さらに在宅副業で月1〜3万円上乗せし、返済専用口座に振替することで返済資金を安定化できます。
STEP3:任意整理・個人再生で返済を再設計する
任意整理で将来利息をゼロ+再分割することで、毎月の返済額を大幅に下げられます。 住宅や事業を継続したい場合は個人再生により元本を圧縮しつつ事業継続が可能です。
ここまでのまとめ:制度活用→返済原資づくり→債務整理の3段階で動けば、事業を止めずに借金を減らしていくことが可能です。
成功事例:売上50%減→個人再生で生活再建したケース
事例:40代/Web制作フリーランス/残債260万円
コロナ以降で案件が半減し借金が膨らむ。 税金の分割納付+副業で月3万円を確保しつつ個人再生(元本圧縮+事業継続)を実施。 2年後にはキャッシュフローが黒字化し、現在は案件単価アップで借金を完済。
まとめ|「事業を続けながら返済を立て直す」ことは可能です
- フリーランス・自営業の借金は「生活費+事業費」で膨らみやすい
- 公的制度で“止血”→副収入で“原資確保”→債務整理で“再設計”が現実的な流れ
- 個人再生なら事業を止めずに元本を圧縮できます
この記事を書いた人
借金・債務整理・副業に関する記事を300本以上執筆。フリーランス/個人事業主でも使える制度や債務整理をわかりやすく解説することを得意としています。
2025年8月15日 更新
※本記事は2025年8月時点の情報に基づき構成しています。制度や条件は変更される可能性があるため、最新情報は各機関へご確認ください。
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