医療費で借金が膨らんだ…ギャンブル債務も重なったときの解決法
「病気で入院して医療費がかさみ、さらにギャンブルにも手を出して借金が膨らんだ」──そんな状況に追い込まれる人は少なくありません。私自身も、突発的な手術で医療費が必要になり、消費者金融に頼った経験があります。その後、パチンコで取り返そうとした結果、借金は一気に200万円を超えました。
結論から言うと、医療費による借金もギャンブル債務も解決できます。重要なのは「制度を使って医療費を抑えること」と「借金を法的に整理すること」です。
医療費が借金に直結する理由
医療費は突発的に発生するため、貯金がないとカード払いやキャッシングに頼らざるを得ません。特にギャンブル依存を抱えていると、普段から資金が不足し、次のような流れで借金が膨らみます。
- 入院・通院費が高額になる
- 生活費と返済が重なり赤字に
- 不足分をキャッシング・カードリボで補填
- ギャンブルで取り戻そうとし、さらに借金増
➡ 借金返済の仕組みは こちらで詳しく解説 しています。
👉 医療費が原因の借金も、放置すれば差押えや信用失墜に直結します。
医療費負担を減らすために使える制度
医療費が借金に直結する前に、利用できる制度を確認しましょう。
- 高額療養費制度(自己負担の上限を超えた分を払い戻し)
- 医療費控除(確定申告で税金還付)
- 生活福祉資金貸付制度(低金利での医療費貸付)
- 生活保護(最終的なセーフティネット)
➡ 詳しくは 借金返済に使える公的支援制度まとめ をご覧ください。
出典:厚生労働省「高額療養費制度」/2025年8月時点
借金を解決する3つのステップ
STEP1:医療費と借金を分けて整理する
まず「医療費の未払い」と「ギャンブルで作った借金」を分けて考えましょう。医療費は制度で減らし、借金は任意整理で整理するのが現実的です。
STEP2:副業で返済と生活費を補う
医療費で家計が圧迫されたとき、副業は大きな支えになります。私はクラウドソーシングで月2〜3万円を稼ぎ、その分を返済に充てました。
➡ 生活を守る節約法
STEP3:任意整理で返済額を減額する
ギャンブルで増えた借金も、任意整理なら利息をカットし、月々の返済額を大幅に減らせます。取り立ても即日止まるので、医療費と生活費を優先できます。
✅ 医療費と借金の二重苦から抜け出すには、専門家の力が必要です。
成功事例:医療費+ギャンブルで400万円の借金を解決
私の知人(40代男性)は、病気で手術費用50万円をキャッシングし、その後スロットで取り返そうとして借金が400万円に膨らみました。任意整理を依頼した結果、利息カット+月8万円の返済が3万円に減額。副業と節約で3年半かけて完済しました。
「医療費は仕方ない。でもギャンブルは止めないと意味がない」と語り、依存克服と家計改善に成功しました。
再発防止|医療費と借金を繰り返さないために
医療費による借金は避けられない場合もあります。しかし、再発防止のために次の工夫が必要です。
- 高額療養費制度を必ず利用する
- ギャンブルや浪費を断つ(依存が強ければ専門外来)
- 副業と家計改善で緊急時の貯金を準備する
➡ 借金と心の限界を感じる方は 相談窓口まとめ を参考にしてください。
👉 医療費が理由でも、借金は「解決」できます。今日から動きましょう。
出典:厚生労働省「高額療養費制度」/2025年8月時点
出典:法テラス「多重債務者相談窓口」/2025年8月時点
更新日:2025年8月24日
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
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