過払い利息は取り戻せる?ギャンブル依存で払いすぎたお金を返還請求する方法
「長年クレジットカードや消費者金融を使ってきたけど、過払い金があるかもしれない」
「借金を返してきたけど、実は払いすぎていたとしたら…?」
こうした不安を持つ方は少なくありません。特にギャンブル依存で何度も借り入れを繰り返した場合、過去の利息に過払いが発生している可能性があります。
私自身も、ネットカジノにのめり込んでいた時期に高金利で借入を繰り返し、後から「過払い金請求」で数十万円を取り戻した経験があります。
この記事では、
- 過払い利息が発生する仕組み
- 返還請求の流れと注意点
- 過払い金がなくても返済を減らす方法(任意整理)
を解説します。
STEP1:過払い利息とは?
過払い利息とは、法定金利を超えて払いすぎた利息のことです。特に2010年以前に消費者金融やクレジットカードで借入をしていた場合、利息制限法を超える金利が設定されていたケースがあります。
例:年利29%で借入 → 本来は15〜18%が上限 → 差額が「過払い利息」
この払いすぎたお金は「過払い金返還請求」によって取り戻すことができます。
STEP2:過払い金返還請求の流れ
- 弁護士・司法書士に依頼し、取引履歴を取り寄せる
- 引き直し計算を行い、過払い金があるか確認
- 業者に返還請求 → 和解 or 裁判
- 返還金を受け取る
※請求には時効(最後の取引から10年)があるため注意が必要です。
STEP3:過払い金がなくても借金を減らす方法
「自分には過払い金がなかった…」というケースでも諦める必要はありません。
任意整理を行えば、利息を0円にし、元金だけを分割返済できます。
例:借金200万円+利息15% → 任意整理で利息60万円カット
つまり、過払い金がなくても実質的に借金を減らせる手段は存在するのです。
STEP4:ギャンブル依存でも再発を防ぐ仕組み
借金を減らしても、再びギャンブルで借金すれば意味がありません。再発防止には仕組み化が必要です。
- 副業で収入を増やす → 月2〜3万円を返済や貯金に回す
- 支出を毎日記録する → ギャンブルに使った額を「見える化」する
- 依存相談窓口を利用 → 再発を防ぐ環境を整える
成功事例:過払い金で借金を減らせた40代男性
当時42歳/会社員/借金300万円(消費者金融+パチンコ)
- 過払い金請求で70万円を取り戻す
- 残りの借金を任意整理 → 利息90万円カット
- 副業(データ入力)→ 月20,000円の収入
- 支出記録でギャンブル再発を防止
- 約4年で完済
「払いすぎていたお金を取り戻せたことで、返済が一気に楽になった」と振り返っています。
今日からできる3つの行動
- 自分に過払い金があるか無料相談で確認する
- なければ任意整理で返済額を減らす
- 副業+支出記録で再発を防止する
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。20代で300万円の借金を抱え、任意整理+副業+固定費削減の3本柱で2年で完済。現在は「返済負担の軽減」「副業による再建」「一次情報に基づいた債務整理・支援制度の解説」を軸に情報発信し、返済相談や節約アドバイスのオンラインサポートも実施。記事はすべて法テラス・金融庁・CIC・JICC等の公式情報を確認したうえで執筆・更新しています。
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