家族の借金を代わりに返済してしまったときの対処法|ギャンブル債務
「家族がギャンブルで作った借金を、結局自分が払うことになった…」 こんな状況になってしまった方は少なくありません。私の相談者でも「兄がパチンコで200万円の借金を作り、督促が実家に来て仕方なく親が全額支払った」というケースがありました。
代わりに返済してしまう人が陥りやすい落とし穴
ギャンブル債務の場合、「このままだともっと状況が悪化するから…」という気持ちで家族が代わりに返済してしまうケースが多いですが、実はここに大きな落とし穴があります。
よくあるリスク
- 本人に危機感がなくなり再発する
- 「またお願い」が繰り返され、負債が家庭に移る
- 親や家族自身の生活費が圧迫される
小まとめ
善意で支払っても、結果的に本人の再建を遅らせてしまう場合があります。
代わりに返済してしまった場合の3つの対処法
STEP1:契約内容と返済義務の有無を確認
保証人になっているかどうか、名義貸しがないかを必ず確認しましょう。 もし保証人でなければ本来、返済を拒否しても問題はありません。
STEP2:債務整理+本人の返済計画を組み直す
弁護士に相談し任意整理を行うと、以下のような形で本人が返せる金額にまで圧縮できます。
項目 | 親が肩代わり | 任意整理(本人) |
---|---|---|
月返済額 | 60,000円 | 25,000円 |
利息 | 支払い必要 | 0円 |
再発リスク | 高い(自覚なし) | 低い(返済=自覚) |
STEP3:副業・家計管理で“本人に返させる仕組み”を作る
本人が月1〜2万円でも副業で返済するようになれば、再発防止にもつながります。 例)データ入力、副業アプリ、家計簿の共有管理など。
やってはいけない対応
- 何も決めずに一括で肩代わりしてしまう
- 「次は絶対しない」と言葉だけを信じてしまう
- 返済後に具体的なルールを決めない
小まとめ
代わりに返済してしまった場合でも、「本人が返せる仕組み」を作れば立て直しは十分可能です。
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著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。ギャンブル依存家族の借金被害を経験し、任意整理+副業+固定費削減で完済。代わりに返済を強いられるケースの対処法を体験に基づき解説中。最終更新日:2025-08-17
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