会社に借金したまま退職しても大丈夫？ギャンブル債務の場合の安全な対処法

「会社に立て替えてもらっていた10万円を返せないまま退職することになった」「もう迷惑をかけられないと思うと、退職後どう返済すれば良いか不安で仕方がない」特にギャンブルが原因の場合、周囲に申し訳なさが残り相談しにくくなるのが大きな特徴です。

結論：退職しても返済義務は継続します

会社から個人的に立替や貸付を受けている場合、退職しても“個人間の借金”として返済義務が残ります。ただし、勤務先との信頼関係が完全に途切れるわけではありません。

逃げてしまう方がトラブルになるため、退職後でも「返済する意思」を示すことが最も重要です。

退職時に、「返済の意思があること」「今後の支払い方法（月〇円ずつ等）」を伝えることで、退職後も円満に分割返済を続けることができます。

「ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。退職後も毎月2万円ずつ返済しますので、指定口座を教えていただけますでしょうか？」

ギャンブル債務の場合、会社からの借金の他にカードローン・リボ払いが残っていることが多く、退職後の収入では返せなくなるケースも珍しくありません。

その場合は任意整理によって利息をゼロにし、返済額を下げたうえで「会社への返済」と「その他の返済」を両立させることが現実的です。

相談者Tさんは、ギャンブルによる借金の一部（20万円）を会社に立替えてもらっていました。退職時に「毎月1万円ずつ返済します」と伝え、他のカードローンは任意整理を実施。副業で月2万円を捻出し約2年で完済＋再就職に成功しました。

Q1：退職後、会社に連絡を入れないとどうなりますか？
A：最悪の場合、会社側が内容証明や訴訟で請求してくる可能性があります。必ず「返済の意思」を示してください。

Q2：退職前に一括返済できません。分割でも良いですか？
A：はい。多くの職場では「毎月〇円ずつ振込」という形で分割に応じてくれます。

Q3：他にも複数の借金がある場合、どうすれば良いですか？
A：弁護士に相談し、会社への返済を続けながら他の借入を任意整理により調整する方法が現実的です。

借金ゼロ教室を運営するみろく。勤務先に立替をお願いしたまま退職した経験があり、任意整理＋副業により2年で完済。現在は「会社に迷惑を掛けずに解決する現実的な方法」を実体験ベースで発信しています。