個人事業主が倒産して借金だけ残ったときの対処法|ギャンブル資金で崩れた場合の再起方法
「事業の資金繰りが苦しくなり、ついギャンブルで増やそうとしてしまった」 「結局負け続けて資金がゼロ → 事業を畳むしかなくなり、借金だけが残ってしまった…」
これは実際に多くの個人事業主が経験している現実です。私のところにも「事業はもう潰れたのに、400万円の借金だけ残ってしまった」という相談が数多く届きます。
個人事業主が倒産しても借金は“個人債務”として残ります
法人と違い、個人事業主の場合は「事業=自分自身」なので、事業がなくなっても借金はそのまま個人債務として残ります。 つまり倒産=借金が消えるわけではないという点に注意が必要です。
小まとめ
最も危険なのは「事業が終わったから何もできない…」と放置してしまうことです。
解決策①|債務整理で“利息を止める”ところからスタート
ギャンブルで膨らんだ個人事業主の借金は、任意整理または個人再生で整理するのが現実的です。
整理方法 | 特徴 |
---|---|
任意整理 | 利息のみカット/元本は全額返済/家族にバレにくい |
個人再生 | 元本を最大1/5まで圧縮/一定の収入がある人向け |
自己破産 | すべての債務を免除/ギャンブル債務は免責不許可になる場合あり |
解決策②|副業+再スタートで返済+再起を両立させる
倒産後は収入がゼロになるケースが多いため、まずは副業で最低限の返済+生活費を確保しながら体制を立て直していきます。
- クラウドワークス(ライティング・アンケート) → 月1〜2万円
- データ入力・在宅の軽作業 → 月5,000〜1万円
- 知識を活かした小規模な再受注 → 月3〜5万円
これらを使いながら「債務整理で利息を止め → 再起の準備 → 再スタート」という流れを作ることが最も現実的な再生ルートです。
成功事例:個人事業主→倒産→任意整理+副業で2年半で完済し再スタート
読者Gさんは、個人事業主として200万円の融資を受けたもののギャンブルで資金を失い廃業。一時は「自己破産しかない」と思っていましたが、任意整理に切り替えたことで月8万円→月4万円に返済が減り、副業で返済に充てて2年半で完済。その後クラウドワークスで得たスキルを生かし、新たにWEB制作業として再スタートしました。
よくある質問(FAQ)
Q1:個人事業主でも任意整理はできますか?
A:はい、可能です。個人債務として扱われるため、通常の任意整理と同様に利息カット+分割返済が適用されます。
Q2:自己破産しか方法はありませんか?
A:ギャンブル債務の場合は自己破産での免責が認められない可能性があるため、まずは任意整理→個人再生の順に検討するのが安全です。
Q3:倒産後、収入がない状態でも債務整理できますか?
A:可能です。副業やアルバイト収入でも返済能力が認められれば任意整理は可能で、個人再生も継続的な収入見込みがあれば利用できます。
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著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。個人事業主として事業資金をギャンブルに回してしまい、倒産+借金が残った経験あり。任意整理+副業で完済後、再スタートに成功。現在は同じ境遇の方に向けて現実的な解決策を発信しています。
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