借金で税金が払えない…ギャンブル債務者が取るべき対処法
「借金の返済だけで給料がなくなってしまい、住民税まで払えない…」 私もギャンブルで作った借金の返済を優先してしまい、気づいたときには住民税・国民健康保険・年金の3つを同時に滞納していました。
まず知っておくべきこと｜税金は“逃げられない債務”
借金と違って、税金は債務整理（任意整理・個人再生・自己破産）でも減額されません。 滞納すると延滞金が加算され、最終的には給与・預金の差押えにつながります。
延滞金の目安（住民税）
- 滞納1〜2ヶ月 → 年7.3％
- 1年超滞納 → 年14.6％
小まとめ
税金は「後回しにするほど増える／逃げられない」という性質があります。
解決策①｜市役所で分納・猶予を相談する
まずは住民票のある市役所（税務課）に行き、「分納」または「猶予」の相談をしてください。 現状の収入状況を伝えることで、月3,000〜5,000円の分納に応じてもらえるケースが多いです。
必要なもの（例）
- 本人確認書類
- 滞納している税額がわかる通知書
- 収入状況がわかるもの（給与明細・家計簿など）
解決策②｜借金を任意整理して“税金を払う余力”を作る
借金返済を優先していると、いつまでも税金に手が回りません。 そこで有効なのが任意整理です。 利息をカットし返済額を下げることで、税金を払う余力を作ることができます。
| 項目 | 整理前 | 任意整理後 |
|---|---|---|
| 月返済額（借金） | 70,000円 | 40,000円 |
| 税金分納額 | 払えない | 月10,000円 |
▶ 任意整理で返済額を下げて税金も支払えるようにする無料相談
実例：借金250万円＋住民税滞納 → 任意整理＋分納で2年で完済
相談者Dさんは、ギャンブルで250万円の借金＋住民税約18万円を滞納していましたが、
- 借金は任意整理 → 月6万円 → 月3.5万円に圧縮
- 住民税は市役所相談 → 月5,000円ずつ分納
という形で2年で完済。「税金を払えるようになったときに“やっと普通の生活に戻れた”と思えた」と話しています。
よくある質問（FAQ）
Q1：税金は任意整理で減額されますか？
A：いいえ。税金は債務整理の対象外です。ただし、借金側を任意整理することで“税金を払う余力”を作ることが可能です。
Q2：市役所に相談したら差押えられませんか？
A：基本的に分納や猶予の相談をした場合、いきなり差押えをされることはありません。放置する方が危険です。
Q3：延滞金はいくらくらい付きますか？
A：住民税の場合、1年以内の滞納で年7.3％、1年以上で年14.6％の延滞金が加算されます。
内部リンク
著者
借金ゼロ教室を運営するみろく。ギャンブル依存で借金と税金の両方を滞納した経験を持ち、任意整理＋分納の組み合わせで2年で完済。「借金＋税金」問題の現実的な解決策を発信しています。
コメント