トップ > 借金返済 > 借金300万円を3年で完済した方法
「月収20万円で、どうやって借金300万円を完済したの?」
そう思う方も多いかもしれません。
この記事では、実際に手取り20万円台で借金300万円を完済した私自身の体験をもとに、再現性のある7つのステップを紹介します。
現状整理・支出削減・副業活用から、債務整理やおまとめローン、完済後の生活改善まで、すべて実践済みの内容です。
まずは、ピラー記事として全体像を知りたい方はこちらも参考にしてください。
▶ 借金300万・500万を完済する方法|返済戦略の立て方と体験談
【STEP1】現状を正しく把握する|数字の見える化がスタートライン
借入額・金利・月々の支払いをすべて洗い出す
まず最初にやったことは、「自分が抱えている借金の全貌を正確に知ること」でした。
借入先、残高、金利、毎月の返済額などをすべて一覧化し、Excelで管理することで、初めて「何がどれだけヤバいのか」が分かりました。
複数の借金がある方は、利率が高い順に並べると返済戦略の優先順位も見えてきます。
支出の内訳を1週間だけでも家計簿につけてみる
私の場合、最初に家計簿アプリを使って「1週間の支出」を記録したことで、無駄遣いの多さに気づかされました。
- コンビニでのちょこちょこ買い
- 使っていないサブスクの月額料金
- 毎日のカフェ代
これらを可視化するだけで、「減らせるところ」が明確になり、次のステップに進むモチベーションにつながります。
【STEP2】固定費を削って返済余力を作る|節約の基本はここから
通信費・保険・家賃・サブスクは見直し必須
毎月の支出で大きな割合を占めるのが「固定費」です。ここを削らずに節約を進めても、インパクトは小さくなります。
私が実際に行った固定費見直しの一例を紹介します:
- スマホ:大手キャリア→格安SIM(9,000円 → 1,500円)
- 保険:医療保険を一時解約(月3,000円カット)
- 住居:実家に戻り、家賃を一時的にゼロに
この3つだけで、月2万円以上の返済余力が生まれました。
クレジットカードは封印、現金管理で浪費抑制
節約の敵は「無意識な支出」です。クレカでの買い物は、感覚がマヒして気づいたときには使いすぎていることも。
私は思い切ってクレジットカードを封印し、毎週決めた金額を封筒に入れて「現金だけでやりくり」するようにしました。
おかげで衝動買いやコンビニ通いが激減。これだけでも月に1万円近く支出が減りました。
【STEP3】収入を増やす|副業で月3万円を確保する
在宅副業と短時間バイトを併用
節約には限界があります。返済ペースを上げるには、やはり「収入を増やす」ことが不可欠。
私は平日は在宅でクラウドソーシング(ライティング)、週末は短時間のアルバイト(倉庫仕分け)を行い、月3万円の副収入を得ていました。
スキルがなくてもできる副業リスト
副業初心者の方でも、以下のような仕事から始められます。
- アンケートモニターやタスク系(クラウドワークス、ランサーズ)
- 不用品販売(メルカリ・ラクマ)
- 短時間の軽作業バイト(倉庫、引っ越し、Uber Eats)
まずは「できることから始める」のが大切です。
副業で収入を増やすことは、借金返済のスピードアップに直結します。なかでも、スキルや趣味を活かした在宅ワークは、初心者にも人気です。
また、TVや雑誌でも話題のココナラなら、自分の得意を出品するだけで副業がスタート可能。匿名・スマホ完結なので、今すぐ始めたい方にぴったりです。
【STEP4】返済計画を立てる|完済時期を可視化することが継続のカギ
Excelやアプリを使ってシミュレーション
「あと何ヶ月で完済できるか」を具体的に把握することで、モチベーションを維持できます。
私の場合、Excelで毎月の返済額・残高・利息を記録し、「●月に完済予定」というゴールを設定しました。
このように可視化することで、返済計画にリアルさと達成感が加わります。
ボーナスでの繰上げ返済・金利交渉も視野に
年に1回でもいいので、ボーナスや臨時収入が入ったときは、できるだけ繰上げ返済に回しましょう。
また、支払い実績が良好な場合は、カード会社や金融機関に金利交渉をしてみるのも一つの手です。
わずかな金利差でも、長期で見ると総返済額に大きな影響を与えます。
【STEP5】精神的にも金銭的にも限界なら債務整理も選択肢
任意整理・個人再生・自己破産の違い
借金の返済が生活を圧迫し、心身に不調をきたしているなら、債務整理を検討すべきタイミングです。
主な手段は以下の3つです:
- 任意整理:将来利息カット+分割払いで月々の負担軽減
- 個人再生:借金を大幅に圧縮(最大5分の1以下)
- 自己破産:法的に借金をゼロに
それぞれメリット・デメリットがあるため、自分の状況に合った方法を選ぶ必要があります。
まずは無料相談で損しない判断を
債務整理は「いきなり手続きする」のではなく、まずは無料相談から始めましょう。
専門家に状況を伝えることで、最適な選択肢が見えてきます。
【STEP6】借金が複数あるなら返済の優先順位を決める
金利が高い順に返すのが鉄則
複数の借入先がある場合、まず意識すべきは「金利」です。
私は、18%のカードローンから優先的に返済し、9%のフリーローンは最低返済額に抑えました。
この戦略だけで、返済総額を数万円単位で抑えることができました。
返済の順番次第で、時間もお金も大きく節約できます。
おまとめローンで一本化するのも選択肢
借入先が多くて返済管理が大変な場合は、「おまとめローン」の利用も有効です。
複数の借金を1本にまとめることで:
- 金利が下がる
- 月々の返済額が抑えられる
- 返済日が統一されて精神的な負担が減る
ただし、審査では収入・勤続年数・返済実績などが重視されるため、事前に自分の信用情報を確認しておくと安心です。
▶ 借金返済に役立つおまとめローンの全知識|審査・比較・成功のコツ
【STEP7】ギャンブルで作った借金は「依存対策」が最優先
まずはギャンブルとの縁を断つ
私の借金の一部はパチンコ・スロットが原因でした。
完済を目指すうえで最初にしたのは、「ギャンブルをやめる環境を作ること」です。
具体的には:
- スマホから関連アプリを削除
- 現金を持ち歩かない
- 自助グループに参加して情報交換
依存は「一人で克服する」のが非常に難しい分野。専門医や相談窓口の活用も選択肢に入れてください。
支出の可視化と相談相手の存在が再発防止の鍵
ギャンブル依存から立ち直るには、「孤立しないこと」が何より重要です。
私は信頼できる家族に支出管理を見せ、家計簿アプリで週1回の振り返りを行っていました。
この習慣が浪費や再発の防止に大きく役立ちました。
【完済後】もう二度と借金しない仕組みを作る
生活防衛資金を貯めて「余裕のある生活」へ
借金を完済したあと、最も意識したのは「また借金をしないための仕組みづくり」です。
まず取り組んだのは、生活防衛資金の確保。最低でも「生活費の3ヶ月分」は現金で確保し、急な出費にも借金せずに対応できる体制を整えました。
副業は継続、クレカは1枚だけに限定
返済中に始めた副業は、完済後も続けています。
借金がなくなったことで浮いたお金を「積立」や「投資」に回せるようになり、精神的なゆとりが生まれました。
また、クレジットカードは1枚だけに厳選し、月に一度の用途限定でしか使わないようにしています。
家計管理は「続けること」が最大の予防策
返済が終わったからといって、家計管理をやめてしまうと、また同じ過ちを繰り返しかねません。
私は今でも毎月の収支をExcelで記録し、「何にいくら使っているか」を常に可視化しています。
- 封筒分け家計
- 先取り貯金
- 定額貯金ルール
こうした「貯めるための習慣」は、人生の再スタートに欠かせない武器になります。
まとめ|借金300万円は完済できる。必要なのは「今日の一歩」
借金300万円という数字に圧倒されてしまうのは、誰にでもあることです。
ですが、現状の可視化・支出削減・副業・返済計画・必要に応じた債務整理など、「正しい手順」を踏めば、確実に完済は可能です。
私自身がそうであったように、重要なのは「今日から行動を始めること」。
一つひとつ積み重ねれば、3年で完済することは夢ではありません。
▶ 借金300万・500万を完済する方法|返済戦略の立て方と体験談
この記事を書いた人
元300万円の借金を、転職と副業で完済。現在は借金返済ブログを運営し、同じ悩みを抱えるあなたの力になりたいと考えています。転職・副業、節約、債務整理の知識を活かして、人生を立て直すための実践的な情報を発信中です。▶ 借金返済カテゴリの記事一覧を見る
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